塾選びで大切なこと「その子に合った塾を選ぶ」

どこの塾に行かせるのが良いか?は親としては悩みの種ですね。とにかく大切なのは、「その子に合った塾を選ぶ」ということだと思います。

我が家の長男の特性

我が家の長男は、部活引退後の中3の7月から塾に通い始めました。妻がかなりリサーチし、長男の意見をじっくり聞きながら進めました。長男は以下のような特性があります。

  • 集中力に長けていて、学校の授業はだいたい一発理解できる。
  • 家での勉強時間が異常に少ない。10時就寝でよく眠る。
  • 長時間拘束されることが何よりも嫌い。
  • こつこつ積み重ねの勉強は苦手。検定試験にチャレンジするのは好き。
  • 自己管理はいまいち。中2まで進研ゼミをとっていたが全くやらないのでやめた。
  • 対面で先生の話を聞くのが好きっぽい。
週末だけ・ハイレベルな演習中心の塾へ

パンフレットを取り寄せたり、電話で話を聞いたり、体験に参加したりした結果、かなりガチめの自校作成校レベルの問題演習に強い塾を選びました。長男は最初はレベルの高さに少し面食らったようでしたが、数回で慣れて楽しく通うようになりました。平日の遅い時間まで拘束されるのを本人も親も避けたかったので、その点はぴったりでした。自校作成校レベルの対策に定評のある塾で、先生のレベルもとても高かったです。

何を重視するか

長男は上記のような選定ポイントでしたが、受験生の特性によって選ぶ塾は変わると思います。

  • こつこつ勉強するのが得意な子 ⇒ 自習室の環境が整っている塾
  • 自己管理が苦手な子 ⇒ ある程度の拘束で学習習慣を身につけさせてくれる塾
  • 対面授業が好きな子 ⇒ 合う先生がいる塾
  • 知ってる友達と一緒に勉強したい ⇒ 地元密着の塾

自分にあったスタイルの塾では、ストレスや不安は最小限でのびのび学習を進めることができます。親御さんには「うちの子はどういうタイプかな?」ということを考えて塾を選んでほしいです。

学校公開・学校説明会は3校以上は行ったほうがいい

学校公開には是非行くべき!

志望校を決めるに当たって、学校公開・学校説明会は是非行ったほうが良いです。Webサイトやパンフレットだけでは分からない情報をたくさん得ることができます。学校からの説明で得られる情報に加えて、学校や生徒の雰囲気、通学のイメージを知ることができます。「なんとなく合いそう」「なんか違うな...」という直感を得られることも多いです。

模試の会場で私立高校が使われることがあるので、そういう機会に私立の雰囲気を知るのも良いですね。学校公開・説明会はかなり人気で定員オーバーで参加できないこともあるかもしれませんが、学校の近くまで行って周辺を見るだけでもよいと思います。

その学校を訪れた『体験』が力になる

冷静に比較するという意味で、都立2校・私立2校ぐらい見れるとベストだと思います。部活体験もコロナ禍が落ち着いたら再開すると思うので、部活重視で志望校を決めようと考えている生徒は活用してください。

その学校に足を運んで、雰囲気・エネルギー・周囲の環境・そこにいる人たちの息遣いを感じることは『体験』という点でとても重要です。志望校を決めるときにも、そして勉強を頑張るときにも大きな支えになると思います。

東京都西部の上位校、校風イメージ

1年間、受験生の親をやってみての各高校のイメージです。東京西部、多摩地区の進学指導重点校、進学指導推進校が対象です。

 

西: (勉強・部活・文化祭)全方位に全力。反権威(京大志望多め)。個性的。

国立: 全方位に全力。スマート。文化祭ガチ勢。進学実績等から学力は西を抜いた?

立川: 自由な校風で本人次第。理系注力。制服なし。一足制。他に比べ異常に立地がいい。

八王子東: 手厚い進学指導。特徴うすい。

国分寺: スポーツできる。青春度高そう。駅から遠い。

多摩科技: 若干理系陰キャ感。設備きれい。

 

他に思いついたら追加します。

高校選びに親はどう関わるべきか

一番よいのは『親がサポート、受験生自身が決める』

親ができること&やるべきことは3つあります。一つ目は情報収集を手伝うことです。中学生はそもそもインターネットを駆使した情報収集に慣れていませんし、適当な情報を思い込みで信じてしまう危険性もあります。信頼性のある情報源を示して、選択肢を示してあげることが大事です。二つ目は学校公開や説明会参加をリードして段取りしてあげること。中学生が自分だけで調べて申し込みまでするのは実質不可能なので、ここは親が積極的にサポートするポイントです。三つ目は客観的なアドバイス。「決められない」や、逆に「ここ以外考えられない」という極端な状態に陥りがちなので、親が「こんな選択肢もあるよ」「こう考えてみるのはどう?」と第3者の視点でアドバイスしてあげることで、受験生は冷静になることができます。

ダメなパターン2つ

対してダメなパターン。その一は「親が決めて、受験生はしたがう」。こどもにとって親の意見というのはとても影響力が強いものです。逆らえないという場合も多いです。親が「この高校にしなよ!」と言って、それに従う。表向きは自分で決めたようで、実際は親の考えに迎合してるだけです。「私は本当にこの高校に行きたいのかな?」という根本的な疑問を抱えたまま受験に向かうことになり、良いことは何一つないと思います。

その二は「親は何もしない、全部自分で決めろ」。親が、関わることを放棄するパターンです。情報は確かにたくさんあります。塾・学校・友達・ネット上の情報...。しかし受験生にとって大切なのは、自分を知ってくれている人の親身な意見。受験生に孤独な判断をさせることは大きな重荷になります。「自分の判断は正しいのかな...?」という不安を抱えたまま受験に向かうことになるからです。

高校受験に対する我が家の基本スタンス

私も妻も地方出身なので、長男が中2に上がるころは東京の高校受験事情についてほとんど分からない「???」状態でした。なんとなく周囲で、都立高校を本命・第一志望にするご家庭が多いんだなということと、どこそこ高校はレベルが高いらしい、という噂話程度。長男中2の2学期ごろから具体的な情報収集や検討を始めました。

長男は比較的しっかりした将来の目標があったので、『その目標のためには国立大理系学部に行く必要がある』⇒『その大学・学部に行くための学力を身につけられる高校に行きたい』という流れで、ある程度レベルの高い都立高校が検討対象となりました。

我が家の大事なポイントとしては、あくまで高校は大学とその将来のための通過点、ということです。

都立か?私立か?という点については、正直「どちらでもいい」と考えていましたが、多摩地区には特色を持った素晴らしい都立高校が多くあったので、情報収集と検討するなかで都立高校が第一志望になりました。(この経緯は後日、別記事にて。)

~はじめに~ 自己紹介&このブログの目的

東京多摩地区に在住している40代のパパです。

今これを書いているのは2022年の2月。長男が都立の進学指導重点校の一つに合格しました。第一志望の高校です。2023年度の都立受験を目指す方に、高校選び・勉強法・受験までの過ごし方など参考になればと思います。

簡単な家族構成と自己紹介です。

パパ(40代)

地方公立高校⇒東京の私立大学。基本的に塾通いは反対派。

ママ(40代)

地方公立高校⇒東京の私立大学。

長男

中3の6月までは部活&学校の勉強をしっかりやり、塾は部活引退後の中3の7月から。進学指導重点校の一つに合格。趣味はゲーム(スプラトゥーン・マイクラ)と部活でやっていた某スポーツ。

長女

小6。