都立高校受験で大切なことは、受験当日まで努力を継続すること

『受験当日まで努力を継続する』ことは実は難しい

受験生なら当然ギリギリまで努力するのでは?と思われるかもしれませんが、実はそれがとても難しく、ごく一部の受験生しか実践できません。それは、受験までにいろんな変化が周囲と受験生自身の中で起きるからです。

模試の結果が気になり、内申点が理想通りに行かず、私立や推薦で周囲が先に進路を決め始まる。苦手科目・苦手分野がなかなか克服できずあきらめの気持ちが出てくる。そして、冬に向かうにつれて多くの中学生にとって初めての経験である『孤独な戦い』が始まります。「高校受験は結局、一人で戦わなければいけないんだ」という事実に向き合うことになります。

この事実から逃げてしまうと、「今の実力でうかるところでいいや」という妥協や、「これ以上勉強したくない(戦いたくない)」というあきらめに向かうことになります。12月後半以降は模試等が終わり、自分の学力の現在地が分かりにくい状況になります。この霧の中にいるような最後の3ヶ月間に努力を継続できるかどうか、で最後の伸びが大きく変わってくると思います。