中3の一学期が終わるまでに、必ず第一志望の高校を決める

第一志望の高校を決めることの大切さ

なぜ第一志望を決めることが大切か。決めないと努力しないし、決めないと本当に行きたい高校に合格できないからです。どういうことか説明します。これは志望校ぎめの失敗パターンを考えると分かりやすいです。

失敗パターン① 数うちゃ当たる作戦

偏差値や知名度・ブランドに翻弄されたり全滅の恐怖感から、都立+私立複数を受験。明確な第一志望校がなく、どっかに受かればいいやという考え方だと、どの高校の対策も中途半端な状態になります。各高校の対策のための学習は、分散するほど弱くなります。この状況を打破するためには「自分の第一志望校はどこか」を明確にするしかありません。強い集中力を生みますし、対策もじっくり行うことができます。

失敗パターン② 模試結果と内申から行けそうなとこでいいや

このパターンは結局なりゆきまかせ。模試と内申から志望校を決めるのであれば、自分を変えるための努力をしなくていいから楽ですよね。でもそれで、本気の受験生と戦えると思いますか?「行けそうな高校に行く」ということは、「チャレンジしないし努力もしない」と宣言しているに等しいです。第一志望を決めることは、楔(くさび)を打ち込むことに似ています。決めた瞬間から、その地点に到達するために必死になります。後で第一志望を変えても何の問題もありません。大切なのは、夏に入る前に、その時点で自分が行きたい地点を見据えることなのです。